« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

沈まぬ太陽

T0007195_2 やっとこさー 観に行って来ました!

やっぱり映画は一人で観るより誰かと一緒のほうが断然楽しい~♪ ただ、スケジュール合わせの為に、どんどん予定が先送りになってしまうのが難点ですね・・・

本家の年金問題ニュースを交えてタイムリーな気分に無理やり持っていきながら、ネズ様と行って来ました♪
私の一番お気に入りのTOHOシネマスカラ座・みゆき座です。

たまたま、この原作は二人とも読んでいました。厳密に言うと1巻~3巻。
4・5巻の「会長室編」はなんだか急につまらなくなってかなりの飛ばし読みで終わらせちゃいました。読書ペースはスローな私ですが、とにかくこれは面白くてあっという間に読んじゃった(3巻迄)程です!ちなみに、『大地の子』もかなり面白かったです。文学作品としては大地・・・は秀作、沈まぬ・・・のほうは、佳作?もちろんどちらも、大ベストセラー。
通勤電車で鼻水ズーズーさせてしまったくらいどちらも泣かされました><;

頑固で不器用なまでに自分の気持ちを貫き通した男のロマン

★今回の幸せ貯金700円(MAX/1000円)

3時間22分という大作。途中10分のインターミッション入り。プツンと映像が切れての休憩入り、そして10分後いつの間に続きが始まっていまし。会場はどよめいてし、私も面食らいましたがちょっと面白い体験でした。

さて、作品の正直な感想を申しますと、やっぱりなんですが・・・

   「原作のほうが面白い」でした。

全5巻の長編小説を3時間20分にまとめるにはどう考えても無理がありますかね。

「あー、ここはもっといろいろあっての感動なのに・・・」「ここはもっとたくさんの駆け引きが・・・」といちいち原作からの端折りが気になって仕方なったです。

まあそこは想定範囲内のことでして、でもやっぱり、映像化は色々な意味で不可能と言われた本作、舞台挨拶で見せた謙さんの涙を思うと、本作をスルーするわけにはいきません!

原作は大きく3つに分かれていて、1部は恩地一色でぐいぐい引き込まれました。2部は御巣鷹山での墜落事故を通した被害者の群像劇のようになっていて恩地の影はぐっと薄ります。第3部は政界も交えての会社の腐敗を暴く会長室編で更に恩地の存在は影を潜めます。正直 私には急に退屈に感じて、結果飛ばし読みになってしまいました。(汗) 

この3部構成を、映画では常に真ん中に恩地をどっしりと据えて描いているので、物語としてのまとまりがあってよく練られた脚本でした。

さて、キャストについて感じたことを少し。
客引きよりも実力中心に選抜したと思われる本作のキャストには、スタッフの真摯な姿勢がうかがわれました。
逆に言うとちょっと華が無かったかな・・・

●おおっと思ったキャスト

☆三浦友和(行天四郎 役)・・・私の中では、いつまでも硬派はイメージの友和さんですが、こんなにも悲哀に満ちた嫌味な役を違和感無く演じれる役者さんになっていたという発見が嬉しかったです。百恵ちゃんもさぞや喜んでいることでしょう(^^)

☆鈴木京香(恩地の妻)・・・あまり好きな女優さんではなかったが、本作の鈴木さんはとても素敵でした。娘のお見合いの場から腹を立てて出て行ってしまった恩地を奥さんが笑いながら追いかけるシーンが良かった。控えめだけど、懐の大きな奥さん像は私の目標です。(笑)

☆風間トオル(沢泉徹 役)・・・かつての二枚目のオーラが無くなっていたのはちょっと寂しかったけど、着実に実力派に成長しているんだなと感心しました。

☆西村雅彦(八馬忠次 役)・・・古畑さんの隣でずっこけてた今泉君と同一人物とは思えぬ、板についたワル振りにびっくりさせられたぁ。

って思い起こすとこの作品、悪役の憎憎しさが良かったな~

●ちょっとなぁ・・・と思ったキャスト

☆石坂浩司(国見 正之役)・・・へいちゃんにクリーンな役は似合わない。最後までしっくりコズ!

☆渡辺 謙 (恩地 元役)・・・もちろん、謙さんの熱演無くしてこの作品は成り立たなかったと思います。

が・・・             
私の描いていた恩地像と比べると謙さんは・・・
 ・タッパがあり過ぎた
 ・ガッチリし過ぎてた
 ・目ヂカラがあり過ぎた
 ・声が太すぎた
 ・インターナショルナル過ぎた
 ・オーラがあり過ぎた

しかし、この点があったからこそ謙さんで良かったとも言えるのかもしれませんね・・・(言ってる事が矛盾してる?)

ラスト、謙さんの渾身のナレーションは本当に素晴らしかった!!!

アフリカの大地を真っ赤に染め上げる太陽と恩地の消えることの無い信念が重なり合うようなラストに感動せずにはいられませんでした。

| | コメント (4) | トラックバック (6)

イングロリアス・バスターズ

333858_002 「もし、面白くなければ返金します!

タラちゃん(migさんがこう呼んでたのが可愛かった♪)がこんな約束をしてくれた。

そーですか! そーですかっ! それなら散々文句言ってやろうじゃないの~ なんて見る前からクレイマーなことを考えていたわけではありませんが、面白くなかったどころか、面白かったぁ~!

タラちゃんの作品は『パルプフィクション』『キルビル』くらいしか観たことがありませんが、正直タラちゃんの世界についていけなかったと記憶してます。今回のもどーだろー?ってちょっと不安もありましたが、ビストロスマップのタラちゃんがオモロイヤツだったのでやっぱり観てきました。

「反ナチス」という題材をタラちゃんの世界ではどんな風に描かれるんだろうか?という興味も大きかったです。

奇想天外だかまじめなタラちゃんを見た気がした

★本日の幸せ貯金 800円(MAX/1000円)

監督/脚本/製作;クエンティ・タランティーノ

製作:ローレンス・ベンダー

キャスト:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、イーライ・ロス他

2時間32分という長尺だが、まず構成をchapter1~chapter5に分けていたのがメリハリをつけていて全く長さを感じなかった。

内容は簡単に言うと、ナチスに家族を皆殺しにされた少女と連合軍の極秘部隊の復讐劇。

今こうして思い返してみると確かに随所にタラちゃん節がちりばめられていたと思いますが、全体の印象としては反戦というメッセージがしっかりと感じられたすごく真っ当な印象です。もちろん、やるところはやっちゃってますけどね。

さすがに、最終章はタラ節炸裂しまくってました。音楽もどこか演歌調なところがあったり、暴力シーンは全く容赦がありません。来た来た来たぞーーーー というワクワク感とともに迎えるラストのシーンはやっぱり凄かった。

少々ネタばれだが一箱に閉じ込めて一気に片付ける方法は、ユダヤ人の大量虐殺に使ったガス室とシンクロしました。悪の象徴であるヒトラーへの報復もタラちゃん流で堪能させていただきました。

ブラピは反ナチスグループのリーダー役だったが、彼自身がヒトラーに見えたのは意図的だったのだろうか?私の勝手な解釈だったのだろうか? たらちゃんの世界観を上手く出していたように感じました。アカデミー賞は狙えないのかしら? 思ったより出番も少なかったしね。

タランティーの作品はちょっと苦手かもと思っていた人も、これは癖をそんなに感じずむしろお勧めです!

| | コメント (18) | トラックバック (21)

スペル /DRAG ME TO HELL

334820_004 笑えるホラー?! 

「そっそうなの?」

「それなら、私もいけそう!?」

"ロッテントマトで驚異の92%が絶賛"

おすぎも、タラ監督も絶賛!

「そっ それは必見だ~」 

ということで行ってきましたぁ、【祝】映画館初ホラームービー。

あっ、『ファイナルデットサーキット』もホラーだったっけ・・・

それにしても、どうですか?この写真・・・ ↑

笑えませんよ・・・(TT)

挑戦する事に意味がある?!

★今回の幸せ貯金 600円(MAX/1000円)

監督・脚本: サム・ライミ (サムライme)

キャスト:アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー

怒涛のストーリー展開はよく出来ていたと思います。

ヒロインとヒロインに襲い掛かる怪物婆さんとの格闘シーンは凄まじかったです。ヒロインが逃げることなく勇敢に戦う姿はたくましくて応援したくなりました。

 まあ、絶対有り得ないって思いましたけどね。

あんな婆さんが噛み付いてきたら間違いなく腰抜かして、気絶しますよ。(笑) 

この怪物婆さんがあまりにも恐ろしくて、耐えられそうになくって「ちがうちがう、特殊メイクをとればただのお婆さん、か弱いお婆さんなんだ・・・」って一生懸命自分に言い聞かせたり(苦笑)

くるぞ、クルゾ、来るぞー っていうところでは前もって耳を塞いだり(苦笑)

上記の写真だけでこれだけの迫力。プラス大音響とともに寝しなにいきなり噛み付いてくるんですよ!  もう、むり・ムリ・無理・MURI。

断続的な大音響で驚かす手法にはほとほと疲れました・・・心臓に悪いってこういう事を言うんですね。 お化け屋敷に2時間20分閉じ込められたような気分と申しますか・・・^^;

最後まで見終わった時は、「よし!がんばった!」って妙な達成感もあったりして(・・)v

それにしても、ホラーが得意な人って尊敬しますw

こんなきつい作品を作るサム監督って、素顔はとても優しそうな顔立ちなんですよね。人って見た目だけでは分からんたい。

おわり

| | コメント (6) | トラックバック (5)

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

333683_006この映画のチラシを見た時から、「これは絶対に観たい!」と思っていました。えっ?どうしてかって?

それは、うちのネズ君が勤める会社が"ブラック会社"だから(爆)

そして、なんと生まれて初めて試写会が当たりました!! キャー ラッキ~

というわけで、大雨にもメゲズニ、中野ZEROまで行ってきました。

超楽しかったです~♪

こんなに、笑える映画はこれまた初めてかもですw。

邦画の強みを最大限発揮!

★本日の幸せ貯金 900円(MAX/1000円)

スタッフ 監督:佐藤祐市  原作:黒井勇人 脚本:いずみ吉紘 音楽:菅野祐悟

キャスト 小池徹平 マイコ 田中圭 品川祐 森本レオ 田辺誠一 他

ほんとに、笑えて笑えて、そしてほろっとさせられました。

小池徹平演じる"マ男"は、高校中退、ニート生活を経て、一念奮起して就職活動に励みます。そして、やっと引っかかった会社が「ブラック会社」だった・・・

黒井システム㈱で働く面々がほんとに笑えます!確かに、役者さんがコメディータッチに誇張して演じてはいますが、でもどの人も全員絶対居ますよね~ 少なくとも私はこういった人を現実の世界で知ってます!(笑) なので、尚更台詞一言一言に込められたブラックなお笑いにうけまくりでした。

会場でも、爆笑の連続!こんなに観客中で笑いが起きる映画鑑賞ってすごい!

横暴で言う事やる事理不尽極まりない"リーダー"を演じた品川祐が最高でした!ヒールキャラまっしぐらで見ていて気持ちいいくらいでした^^; 枕詞が「バカッ!」ってほんと最悪な奴なんだけど、実際にこういう人の下で働いたことがあるっていう話も聞いたことあります。 

長いものに巻かれまくりの腰巾着、精神を病んじゃった人、出世意欲に燃え過ぎの腹黒い奴、社長と出来ちゃってるお局様・・・ ふむふむ 2チャンネルの書き込みから生まれたというだけあって こういった人達は何処にでも居るんですね~ 

マ男はこんな強ーレツな同僚に囲まれながら、それでも過去の自分と決別したくて、デスマーチ(死の行進)と知りつつ前に進むしかない。そして、何度も呟かれる「もう、限界かもしれない・・・」状況をいつも救ってくれたのが、田辺誠一演じる藤田でした。

藤田は、限界をさ迷っているマ男をそっと励ましてくれたり、堂々と援護してくれたりと正に、救世主的存在です。この藤田の優しさ具合がまたリアルだなーと思いました。正義の味方だったら、マ男を励ましたりする前に、口の悪いリーダーの悪行自体を正面からバッサリと正して欲しいものです。でも、藤田はそこまではしません。リアルなんだな~ あくまでもソフトな切り口の藤田は、諸葛孔明に例えられます。

三国志や戦争のデスマーチのパロディーもいいアクセントになって楽しかったです。

一つ、ちょっと思っていたのと違ったのは、ブラック会社という 会社自体の体質の風刺になっていなかったところです。この映画はどちらかというと、経営者の風刺はほとんどなくて、そこで働いている面々にスポットあてたお話でした。なので、いっくらリーダーが「お前なんていつでも首に出来るんだぞ!」って言ったところで、あなたに雇われてるわけじゃありませんから・・・ってな気持ちになってしまい、パワハラにもなってなかったかな。。。

終盤のクライマックスでは思わず泣きそうに・・・会場からもすすり声が聞こえてきました。

結局、苦しい仕事を乗り越えていくのは仲間の力、人と人との関わりであることをマ男が気付いていく明るい締めも良かったです。

邦画には凄みが無いなんて愚痴った事もありますが、この作品は日本人が日本人の為に絶妙なシチュエーションを絶妙な台詞で楽しませてくれた作品でした。

日本の企業で働いたことのある人なら誰でも共感して楽しめる映画です!

そして、渦中のブラック会社にお勤めのネズ君に感想を聞いたところ「結局、それでもがんばって働けってことか・・・」と、なんだか浮かないご様子でした。アーメン(TT)

| | コメント (6) | トラックバック (8)

ファイナル・デッドサーキット 3D /THE FINAL DESTINATION

T0007826久しぶりに、ホラーでぞくぞくしたくなってきたので、3Dホラーに初挑戦!
一人ではちょっと心細いので、ホラーの達人にご同行頂いた(笑)

もう、全然怖くなかった~
こんなに笑っちゃうホラームービーだったとはっ!><;

3Dは、映画の日だろうとレイトショーだろうと、料金は2000円!
ちょっと 高いですね・・・

ぐっちゃぐちゃが楽しい(;^_^A
★本日の幸せ貯金 500円(MAX/1000円)

トップの写真は彼女の脚がミンチになる直前(爆)

下調べでは、予知夢を見て現実の「死」を回避しようとするって
あったのでストーリー的にもすごく惹かれました。

でも、このストーリー展開はどうってことなくて、よく分からないところも
あったりで、私はただひたすら「さぁ 次はどうやってぐちゃぐちゃになるんだー?!」
って登場人物達が死んでいくのだけが楽しみになっていた><;

なんて、悪趣味なのかしら(笑)

破片やタイヤ・人肉が自分目掛けて飛んでくるところはアトラクションっぽい楽しさがあったケド。映画としては、なんかどーなのっていう感想です。

ん~ 次は『スペル』でお口直しといきたい。
『rec2』とか、本格的なのは駄目ですけど。

吹き替えがひどいっていう感想が多かったので、そこら辺は事前に免疫が出来ていたせいかそんなに気にならなかった。
はるな愛がどの人の声だったのか分からなかったな~
でも、確かにココリコ田中の且舌の悪さはナイヨネ~

| | コメント (4) | トラックバック (3)

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/CROSSING OVER

T0007669 NHKの<世界のドキュメント>がすごく面白い。気に入った回は永久保存版にしている程です。

「事実は小説より奇なり」という言葉が毎回頭に浮かぶ。

もちろん、本編はフィクションではあるが現代アメリカの移民問題というテーマを描いた社会派ヒューマンドラマです。

だいぶ前に見たのでちょっと記憶も印象も薄らいできてます。

この作品でのハリソンフォードはもともと印象も薄いし・・^^;

ハリソン演じるマックスは移民局の特別捜査官。彼を軸に様々な移民達の事件が描かれています。

第一エピソードで、マックスは不法就労者の一斉検挙の為ある工場に乗り込みます。そこで、一人の女性の只ならぬ事情を察してして見逃そうとするシーンから話は始まります。

なので、事情を抱えた不法移民者をマックスが助けていく物語かと思いましたが、彼を軸に話が広がっていく群像劇でした。

それぞれのエピソードは非常に興味深く見ごたえある作品です。

自由の国アメリカは規制の国アメリカになったのか?!

★今回の幸せ貯金 600円(MAX/1000円)

アメリカンドリームという言葉はどんな人でも実力さえあれば平等にチャンスが巡って来ることから生まれたのでしょう。実際、アメリカっ人てどんな人のことを指すのか分からないくらい様々な人種・血が混ざっている。

そんなアメリカンドリームを夢見て世界中から毎年大勢の民族がやってくる。しかし、アメリカで働くには"グリーンカード"が必要。もちろん、簡単には手に入らない。このグリーンカードを巡ってのそれぞれの奮闘が時には事件にまで発展する。 

グリーンカード不正発行ビジネスがあったり、不正入国ブローカーがいたり、さまざまな闇ビジネスが存在するらしい。

そしてアメリカは9・11事件後、イスラム系移民に対する態度が一変したようです。

不法滞在のイスラム一家の長女がハイスクールで9・11のテロを肯定するような危うい発言をしてしまった。少女は即"危険分子"として、国外退去を命じられてしまう。ところが、彼女の弟・妹はアメリカで生まれ育った為にアメリカ国籍を持っている。よって、アメリカにとどまる事が出来るのだ。結局このイスラム一家は親子兄弟が二つに引き裂かれるという悲劇になってしまう。 

少女相手にFBIが乗り込んでくるとは驚くばかりです。実際に起こった事件なのかな? 

この少女はとても聡明な子ですが、KYだったのがイタイ・・・自国に帰って明るい未来があるとも思えずホントに可哀相で、ひどい話ではあるんですけどね。自由の国アメリカですが、今や空気を読むことも大事になってきてるんですね。

この移民問題の解決の糸口なるものが見えなかったのがなんかスッキリしなかったです。

どうする?アメリカ・・

| | コメント (0) | トラックバック (2)

パイレーツロック/THE BOAT THAT ROCKED

T0007910 11月の映画の日は日曜日。これは最低でも2本は観ておかないと損!というわけでずっと楽しみにしていた『母なる証明』と時間のつなぎも良かった本編をチョイス!
ロックを愛した男達のお話。会話の掛け合いに噴出しまくりで楽しかったです。でもノリノリロックンロールとまでは行かず・・ 
自分はこういったエンターテイメントムービーに乗れないタイプなのかもと再認識。

権力に屈しないファンキーな男達
★今回の幸せ貯金 700円(MAX/1000円)

1966年のイギリス。ロックは人間が堕落する凶悪の元であると、政府は厳しい規制を張っていた。しかし、老いも若きも大衆はロックを渇望。
それに答えるように、海上の停泊船から24時間ロックを流し続けていたのが「ラジオ・ロック」だった。そこでDJをする8人の男達の痛快ストーリー。

日常から彼らはロックのリズムで会話を楽しみ、ジョークを飛ばす。この世ともそろそろおさらばかといった絶対絶命の危機にさえ、その精神は失われないのがまた笑っちゃうんです。
そのノリの良さはそのままマイクを通じてリスナーに伝わるり、最高にハッピーにしてくれる。そして、彼らが合間合間かけるミュージック。観客はまさに「ラジオ・ロック」のリスナーになった気分だ。音楽に疎い私でさえ、馴染みのある曲がたくさんかかります。

終盤、思わぬタイタニックな展開!いやいや彼らは絶対助かると確信を持ちながらもつい泣いちゃう私は、正に思惑通り?(;^_^A  

それにしても、海底から伯爵が鯨のしぶきの如く飛び出してくるのはもう勝手にしてって言いたくなるような悪乗りブリ。

音楽好きなら本当に体を揺らしながら楽しめる映画だと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

母なる証明/MOTHER

T0007653お帰りなさいウォンビン!♪

待ちに待ったウォンビン復帰作。ほんとに、やっと戻ってきたのねぇと感慨ひとしお。

『ブラザーフッド』『マイ・ブラザー』から、5年も経ってしまいました。

韓国の兵役期間は2年ですが、彼の場合、怪我の為途中離隊した。それからが、長かったなー(TT) 単純に怪我の治療だけでこんなにもかかったとは思えない。途中離脱ということに、ほいそれと芸能界復帰を許してくれないお国の事情を考えざるおえない。結局入隊から5年の月日が経っていた。

ともあれ、彼は帰ってきてくれた!!!

冒頭に記した5年前の2作は題名の通り、弟役でした。そして、今回は『マザー』というからまたヒューマンドラマかと思っていました。ところが、『殺人の追憶』のポン ジュノ監督作品である"ミステリー"というから、期待は益々高まるばかり♪

多くのファンは、カッコいい・可愛いウォンビンを見れると期待していたのではないでしょうか?蓋を開けてみれば"知的障害者役"。ある意味汚れ役です・・・こういう予想の裏切られ方って大変いいです! 昔、ヨンSUMMERがファンを驚かす役どころといって挑んだ 激しいベットシーンが話題を呼んだ事もありましたが、今回の驚きのほうがずっとずっと好感が持てます。これからも、益々ウォンビンを応援していきたいと思いました。

冒頭 母の奇妙な踊りに思わず涙!!!

★本日の幸せ貯金 800円(MAX/1000円)

冬枯れの野原で踊るこの冒頭のシーンは皆さんどう感じましたか?大袈裟と言われるかもしれませんが、私は急に心臓が苦しくなり思わず涙が溢れました・・・ 奇妙なものを見てこんなに感動するなんて不思議な体験でした。

本当に凄いです!キム・ヘジャ@韓国の母~MOTHER~

きっかけはウォンビン祭りで観に行きましたが、この作品はキム・ヘジャ祭りでした(笑)

3694_img_2

トップの写真がこの映画のヘジャさんですが、実際は上段のような大変美しい女優さんです。とても、同じ人とは思えませんよね。ドラマで見るヘジャさんのお母さん役は大好きでいつも母なる暖かい台詞に感動しまくりなんです。また、『宮』の皇太后役はそれはそれはキュートで和まされる存在でした。

10705_m ↑もう一つ可愛いヘジャさん

そして、今回の映画では"鬼子神"!

女子高生の殺人の容疑で逮捕された息子(ウォンビン)の冤罪を晴らそうと母自らが、真犯人を追います。でもこのお母さんに特別な捜査技術があるわけでもなく、ただひたすら闇雲に走り回ります。

トジュンは本当に殺したのか?  真犯人は他に居るのか? といったミステリー展開が続くのですが、終盤に差し掛かるとこれがまた意外な方向に物語は進んでいきます・・・

私は、トジュンが殺したと思いました。鼻血は本当にでてたから・・・

冒頭の奇妙な踊りに触れましたが、ラストもこの母は乱舞します。私のボキャブラではとても説明しきれないラスト風景です。

韓国の文化は一言で言えば<恨の文化>であると言われています。ちょっと前の『セブンデイズ』の時も感じましたが韓国はこの恨(ハン)を描くのが非常に上手い。日本では絶対に作れない分野です。文化の力ってすごいです。

<ハン>が意味する要素は一つだけではない。ちょっと調べてみました↓

●悲哀と無念のこころ
●恨み
●情念
●党派内における人間の深い情
●党派間の激しい反目のこころ
●決意
●持続
●常に向上する精神
●正義感
●粘り強さ
●人並み外れた努力
●忍耐
●勇気
●勝利
●辛苦を乗り越えて行く心
●あきらめない心
●やさしい寛容のこころ。

| | コメント (10) | トラックバック (14)

きみに微笑む雨 /A good rain knows

T0007911 11月14日ロードショーですが、wowowで先行放送があったもので鑑賞。

良かった~♪

こういうの大好きです!

先に見た人の感想が「面白くないよ」だったので、全く期待無しに軽い気持ちで観たのが返ってよかったのかも(笑)

予備知識無しで、監督が ホ ジノ というのも最後にプロットで知りました。

なるほど!名作『八月のクリスマス』の監督さんです。あちらは、かなり前の作品ですが、しっとりと静かな空気が全編染み渡っているところが共通してます。

大人のラブストーリーに成都の雨が染み渡る

★本日の幸せ貯金900円(MAX/1000円)

監督:ホ・ジノ   出演:チョン・ウソン /カオ・ユアンユアン

久しぶりにラブストーリーにすっかり感情移入しました。正直、最初は流し見な感じだったのですが・・・^^; ウソン様の髪型はイマイチだし、相手役の中国の女優さんはモデルさんらしいのですが、痩せすぎだし、ショートカットヘアーは色気が無さ過ぎました。

でも、だんだんそれにも目が慣れてくると(笑)あとは、ウソン様のソフトな笑顔にどんどん引き込まれていきました。

学生時代、お互い思いを寄せながらもちょっとした気持ちの行き違いで成就しなかった恋。10年後、二人が再開してこの物語は始まります。

中国オールロケ。アメリカ留学時代に知り合ったという設定なので、会話はほとんどが英語。ウソン様がんばってます!悪くないです!カオ・ユアンユアンはもともと英語が堪能と思われ、とても流暢です。

それから、四川省・成都の夜のシーンがとても素敵でした。特に、広場で中国版盆踊りみたいなのを踊ってその後雨が降る場面は何とも言えない心地いいしっとりとした空気が伝わってきます。その時ドンハ(チョン・ウソン)とメイ(カオ・ユアンユアン)が雨宿りをしている場面が上の写真ですね。

思いを寄せていた二人が再開するわけですから、後はいい感じになってくっついて終わりか、と短絡的に想像しながら見ていると、物語が進むに連れてちょっと彼女の行動に違和感を覚え始めます。簡単な粗筋には、ここら辺についてもちゃんと触れられてるんですね。

     「メイの心にはある秘密があった。」

これ、すごいKEY WORDですね。って今始めて読んだのですが。やっぱりこういったちょっとした予備知識も無しで映画は見たほうが断然インパクトが強いなぁとつくづく実感。(と言いながら、この記事を読んでいる方にも結果的に知らせてしまっているこの矛盾・・・^^;)

そう、私は全く知らなかったので、"なぜ彼女が寸でのところで彼を受け入れないのか変だなと思いながらもそのままやり過ごして観ていたのでした。(ってかなり鈍感?!汗)その他、彼女の自転車のエピソードやちょっとした表情にも注目です!

終盤に明かされるメイの秘密。さらに、その先もあります。

序盤は、元気のいいちょっと勝気なメイですが、彼女の事情を知るに連れてメイがとてもいとおしく思えて涙が溢れました。

そして、最後 ドンハが韓国から成都のメイに送る手紙がとても素敵なんです!素直な気持ちを綴っただけの簡単な内容ですが、彼の優しくて真っ直ぐな気持ちが伝わってきます。

「我想你」 漢字そのままの意味だと 我君を思う になると思うのですが、意味は「会いたい」 

ぜひ、この「我想你」の美しい響きを劇中で感じ取ってみてください。

| | コメント (4) | トラックバック (3)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »