マイレージ、マイライフ/UP IN THE AIR
鑑賞後に、上の画像を見ると、彼の複雑な胸の内が分かるだけに何ともいえない表情が面白い。ジョージクルーニーのキャラクターを上手く使ったキャスティングです。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。オスカーは逃しましたが、流石ジョージ!いい味だしてます☆
現代人代表ライアンの生き方に身につまされる思いがした
●今回の幸せ貯金700円(MAX/1000円)
バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないことを人生哲学にしているライアン(ジョージクルーニー)は、年間322日も出張という生活をしている。出張の度に飛行機移動をしているライアンはおのずと航空会社のマイレージがすごい勢いで溜まっている。あともう少しで目標の1000マイルに到達しようとした時に思わぬ障害が訪れる・・・。
まず、ライアンの仕事が"解雇宣告人"という現在の不況を象徴するものだ。そして、ライアン自身、人との関わりを避けて身軽な生き方を好むという、現代人の象徴的存在。
新人女子社員がネットテレビで解雇通告すれば出張費の削減が出来るというアイデアを会社に打ち出したことで、ライアンの1000マイル到達が危ぶまれることになったるする。そして、この新人女子自身がプライベートで恋人にメール一本で振られるというおまけには劇場内笑いが起きた^^。
そんなライアンが二人の女性との出会いや、妹夫婦の結婚式エピソードを通して、今までの生き方に虚しさを感じ始める。そんな姿がユーモラスに時にシニカルに描かれるヒューマンドラマだ。
確かに、人と関わることにはストレスが付き物だ。現代の様々な便利な通信手段が更に人との関わり下手を加速させているのかもしれない。映画の中のライアンは、極端な人物像として描かれているが、現代人ならライアン的生き方に少なからずや身につまされる部分があったのでは無いでしょうか?
でもやっぱり、人との繋がりの無い人生、家族と関わらない人生なんて虚しく寂しいに決まってますよね。
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